御本尊、阿弥陀如来像。
右に宗祖親鸞聖人御真影、左に蓮如上人御絵像。
右余間に教如上人御絵像、左余間に聖徳太子御絵像、七高僧御絵像。
年間行事、年忌行事などをお勤めするとともに、
聞法(念仏のみ教を聴聞すること)の道場として大切な場所です。
御本尊、六字名号が荘厳されています。
本堂、阿弥陀如来立像の後側にあり、段差の無い廊下伝いにいつでも自由にお参りいただけます。
毎日、お経をお勤めしております。
教如上人は安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍された東本願寺十二代ご門主です。織田信長との石山合戦での徹底抗戦などの歴史が有名です。
当寺は、開基住職が武士から僧侶となった場所が教如上人のお父上、顕如上人が一時退去された和歌山鷲ノ森御坊であり、その縁でしょうか、この絵像が長く伝持されています。
親鸞聖人は、35歳の時に京都から越後(現在の新潟県)に流罪になられました。
この木像は、罪人となり還俗を命じられ、僧侶の装束を身につけた有髪のお姿です。聖人の遺徳を偲び室町中期から江戸初期に作られたのではないかと伝えられています。